2006年12月11日

unforgettable, rainy day.

土曜は天皇杯第5回戦、×エスパルス戦のため
岡山へ行ってきました。

試合後、岡山駅内でごはんとデザートをいただいて、
雨に濡れて冷えきった空腹をみたしました。
胃袋は満たされるものの、気持ちはなかなか
満たされないのだけど。
そして帰路につき、その夜スパサカが始まる直前に帰宅。
そのまま荷物を片付けずにスパサカを見て・・
いつも気にしてないといいながら、やっぱり軽く腹が
たつのは多少なりとも気にしてるからだろうな。
その扱われ方を。
(そしてこれもいつもだが加○はろくなことを言わないし)
まあ負けゲームなんてこんなものだろうけどね。
しかしこの程度の枠で、ちらりとスコア眺めただけの
薄い目で、熱をふるったみんなのことをみられたくない。
チクショウ。

その夜中に手放した意識は、翌朝陽が高く上るまで
戻ってはきませんでしたとさ。




キックオフより前から降り出した雨は、
試合終了まで止むことはなく、桃スタのすべてをぬらした。

今年私が行ったアウェイ遠征は、みんな快晴か、
不安定ながらも試合中は持ったものばかりだったので、
今回もそうなると・・勝手に思っていたのでしたが。
ここにきて大きく外れる。
ただ、天気は下降しようとも獲りにいく気持ちはかわらない。
そう望んだけれど・・・

結果は1年を象徴した。決めるときに決まらない苦しみ。

もちろん気持ちだけで勝てるわけもないが、それでも信じていた。
だって実力は持っているから。
それをそれ以上に高めるのが気持ちで・・いまみんなの中にその
どれもが備わっていたと思ったから。

まっちま(増嶋)があんなにがんばったのも見たことない
かもしれない。
いのちゃん(伊野波)との連携も、遜色なかった。
決まることはなかったけれどもナオ(石川)にも
戸田くんにも気合の炎の揺らめきを感じた。
ウナギ(梶山)は相変わらずにょろにょろとボールを持ち、
こぼれ球をねじ込んだ。
あれほどきれてるまろんちゃん(栗澤)も最近なかったと思う。
危ないところを埋め、センター二人とのスイッチと
ウナギ、まろんちゃんとのバランスという両方への役割を
こなしきったのんのん(今野)だとか。
オフサイドにかかったルー(ルーカス)だってつま先ほどで
放ったゆるいループ、きれいだったと思う。
フジのロングボールは試合ごとに精度が増し、この日も収まる
ところに収まった。
しおしお(塩田)のセーブも前節に続いて頼もしかったし、
トク(徳永)もよく走ったと思う。
交代したものも皆滑ってやりにくい環境の中でよくがんばったと。


ただ、延長戦も、まだ時間が数分とはいえ残っている時点で
相手に決められて・・・そこで何故転んだまま立ち上がろうと
しなかったのだろう。
(痛んで立てなかったのとは違うように思った。誰とは言わない)
最後の1分1秒だって諦めない、そう思ってはいなかったのだろうか。
もちろん自分はピッチに立ったことがあるわけでもないから、
こんなこと言っても「知らないものが物を言う」状態でしかない
だろうけれど。

あの状態で決められて、どうすることもできないとしぼむ思いの
切なさが、お前にわかるのかと言われたら・・・それはきっと、
そのものズバリはわからない。

だけど。それでも、あのシーンだけ唯一腑に落ちないのだった。

腑に落ちないながらも見つめる先で、時は止まることなく進み、
残りの数分を食らいつくそうとする。
そして延長戦終了の笛が鳴るその間際、ほんとうに笛が鳴るより
ほんの少し先に。
それまであきらめたはずなんて一瞬たりともなかったはずなのに、
雨でないものがこぼれた。頭で意識しなくとも知らぬ間に悟って
しまったのか、終わりを告げる声を前にして止めどなく流るる。

腑に落ちないと思ったあの場面の、彼らの胸の内もこんな
だったろうか。
諦めたはずはなくても、立ち上がれなかったのだろうか。
自分の流れ落ちた涙と一緒だったろうか。




そのうちに全員整列して、サポの前にやってくると深々と
頭を下げて・・・。
フミタケコールと増嶋コール、カジヤマコールで賞賛する
ゴール裏のなか、本当に終わってしまった時が惜しくて、
口惜しくて、おちる雨に流れるまま声をあげて泣いた。


もうフミさんにあのカップを抱かせてあげられない。
今日だって最後までみんなの闘うさまを見届けてくれた
フミさんに、いっぱいもらったものを返してあげられなかった。

もう、チャンスは、ない。


そう思ったら、なかなか泣き止めなくて、
暫く人の胸まで借りてしまった。




辛くても、絶対に忘れない。この日の雨にたたかれながら、
大事なひとに勝利をもたらせなかったこと。
いつかいつか絶対に奪い取ってみせる、おれたちが。


悔しさで張り裂けんばかりの胸のうちと、あの雨の岡山を忘れない。
posted by 橘 千蔭 at 16:03 | 秋田 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

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